7月18日に気仙沼市がスローシティエリア前橋・赤城の視察と前橋市長との意見交換を行いました。気仙沼市は2013年に日本で初めてチッタスロー(スローシティ)国際連盟から認証を受けた自治体です。今回の訪問では、国内2都市目のチッタスロー認証自治体である前橋市を菅原茂市長が初訪問しました。そして気仙沼商工会議所会頭でスローなまちづくり全国推進委員会幹事長の菅原昭彦氏、気仙沼市震災復興・企画課でスローシティ業務を担う職員も菅原気仙沼市長とともに前橋市を再訪しました。
スローシティエリア前橋・赤城に位置する赤城山頂を訪れ、赤城神社、県立赤城公園ビジターセンター、覚満淵、鳥居峠、赤城山頂駅記念館サントリービア・ハイランドホールを見学しました。前橋駅のある中心市街地は30度を超える暑さの中、「全山冷房中」というように市内との気温差がマイナス10度の赤城山頂エリアはとても涼しく、また、現地を訪れたからこそ、前橋赤城地区に紡がれる落葉広葉樹の山々と湖畔の水辺などから醸し出される“ゆったり“とした雰囲気を存分に感じられるものでした。
赤城山頂からふたたび市街地に戻り、道の駅まえばし赤城において、前橋市の小川晶市長と菅原茂市長はスローシティにかかわる意見交換を行い、海の気仙沼と山の前橋赤城でそれぞれの特徴と強みを生かしながら、両市におけるスローシティの深化と他の自治体への推進を確認しました。
昼食は、スローなまちづくり全国推進委員会の賛助会員でもある道の駅まえばし赤城内ヒュッテハヤシレストランにて、前橋名物の豚肉料理の数々と新鮮な地産の野菜を頂き,スローフードのスローガンに含まれる「美味しく、風味があり、新鮮で、感覚を刺激され、満足させられる」を実感するものでありました。また、食後は、市内外のあらゆる世代の“人”や前橋などの大地で育まれた“食”が集まる道の駅まえばし赤城の観光案内所を含む施設や店舗を見学しました。
今後もスローシティを通じた都市交流を続けながら、気仙沼ならでは、前橋ならではの自然環境と歴史文化を大事にした暮らしと持続的な都市発展に挑戦していきます。