お知らせ

チッタスロー気仙沼スタディツアーを行いました

2025年8月19日から22日、共愛学園前橋国際大学(群馬県)と東洋大学(東京都)の大学生17名、前橋市の地域住民2名、共愛学園前橋国際大学の職員、東洋大学と共愛学園前橋国際大学の教員の合計21名で気仙沼市を訪れ、スタディツアーを行いました。

気仙沼市を学びのフィールドに調査・取材する学生たち

気仙沼市は全国で初めて「気仙沼スローフード」都市宣言を行い、2013年には日本で初めてチッタスロー国際連盟から認証を得ました。チッタスロー(スローシティ)運動の目的は、人口5万人以下のまちで「よく生きる」ことを目指す国際的なネットワークです。気仙沼市に根ざしたスローフード文化とスローシティの風土をまずは感じ、さまざまな場所を歩き、見て、話しを聞こう。そうした直接体験を通じて、震災後に「海と生きる」ことを掲げた気仙沼市で「よく生きる」とはどういうことなのかをじっくり考えたい。そのような思いのもと、スローなまちづくり全国推進委員会のスタディツアー事業補助金の支援を得て、今回のスタディツアーが実現しました。また気仙沼市と前橋市のスローシティ交流を視野に、共愛学園前橋国際大学の学生たちは前橋市の視察派遣を受けて参加しました。

今回のスタディツアーのキーワードは2つ、「かるたプロジェクト」と「幸せ調査」です。文字としては理解できるけれどもうまく説明できないスローシティの理念「よく生きる」。そして現地に行くと感じられるけれども言葉にするのが気仙沼の風土。これらのギャップをどう埋めるか、そしてどう表現したらよいか。この試行錯誤から「チッタスロー気仙沼かるたプロジェクト」と「地域幸福度の調査」が生まれました。前者の「かるたプロジェクト」は、学生たちが体験した気仙沼の“スロー”な風土をチッタスロー国際連盟の認証基準に関連づけ、46枚の読み札と絵札のセットをつくる試みです。後者の「幸福度調査」は、ウェルビーイング研究の4因子を仮説として、幸福感と気仙沼の風土・人間関係・文化との相関関係をアンケート形式で探る実験的調査になります。学生たちはどちらかのテーマを選んでチームをつくり、5つのチームに分かれて取材・調査を開始しました。

「幸せ調査」チームによる対面アンケートの様子

各チームの成果は次回以降での記事で報告していきます。

本スタディツアーの実施に際して、気仙沼市の方々には多大なご協力を頂きました。「海と生きる」に込めた思いを話して下さった気仙沼市の菅原茂市長、「食」を入り口にした気仙沼に息づく精神性とまちづくりのつながりを熱心に語って下さった男山本店社長で気仙沼市商工会議所の菅原昭彦会頭、スタディツアーの実現から「幸せ調査」に快く協力して下さった気仙沼市震災復興・企画課、観光課、産業戦略課、水産課、交通政策課の市職員の方々および来庁された市民の方々、気仙沼海の市/シャークミュージアムでの調査にご協力くださった株式会社気仙沼産業センターのみなさま、「かるたプロジェクト」の取材にご協力くださった方々、21日スクエアシップでの中間発表にご参加下さった方々に深く御礼申し上げます。

8月20日気仙沼市役所にて菅原茂・気仙沼市長によるごあいさつ

8月20日気仙沼市役所にて菅原昭彦・気仙沼市商工会議所会頭による講演

「かるたプロジェクト」の現地取材

8月21日 スクエアシップでの中間発表

8月21日スクエアシップでの中間発表後にカタツムリ(チッタスロー国際連盟のロゴ)で集合写真

文責:鈴木 鉄忠(東洋大学国際学部 教授/共愛学園前橋国際大学国際社会学部 客員教授)

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