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赤城山の秋の味覚

先日赤城山を歩いていると、栗が落ちていました。
柴栗という山に自生している栗の原種で、山栗とも呼ばれているそうです。通常目にする栗に比べてとても小粒なのが特徴で、甘みが強く美味しさがギュッと詰まっていると聞き、早速拾って調理してみました。

栗ご飯を炊いてみると、炊飯している途中から何とも言えない良い香りが台所に広がります。
下処理の苦労も忘れ、思わず目を閉じて深呼吸してしまいました。炊き立てをいただくと、濃厚な旨味と甘みが感じられ、赤城山の情景も浮かんできます。


栗ご飯を作ってもまだ残っていたので、試しにクリームパスタも作ってみました。アクセントに、渋皮ごと素揚げにしたものを乗せて、いただきます。クリームとチーズにも負けない存在感があり、こちらもおいしくいただきました。

一緒に山歩きをしていた地元の方によると、山に自生している栗は拾えるタイミングも短いのだそうです。1年の間、ほんの一瞬だからこそのありがたさを感じました。スーパーの売り場で旬を感じることもありますが、自分の足で旬を見つけに行くのも、赤城山の自然に恵まれたスローシティ前橋・赤城の楽しみの一つではないでしょうか。

前橋市地域おこし協力隊
村上 史

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