スローシティとは?
1999年にイタリアの小さなまちから始まったのがスローシティ運動(イタリア語でチッタスロー運動)です。スローフード運動の着目した食と地球環境のつながりを「まちづくり」へと結びつけ、「よりよく生きる」ための人間サイズのまちを目指し、現在では33か国・291都市が加盟する世界的なネットワークを築いています。自然のリズムを尊重して人間らしく暮らすこと、slow のもつプラス面―ゆっくり、ていねいに、注意深く、気づかう―を積極的に評価し、「適正規模の都市開発」「循環型経済の形成」「地域個性の尊重」「社会的公正」などを含んだ73項目の国際認証制度を備えます。厳格な審査を経て国際認証を得た地方自治体は、首長のリーダーシップと住民協働を通じて、スローシティの理念をかたちにしていきます。